ひろせ幼稚園

ひろせの特色

教育目標

1.知・情・体の総合教育につとめる
2.自立の芽生えを促し責任感を育む
3.音楽・文字あそび・数あそびで自信と集中力を育む
4.絵画・造形を通じて創作力・表現力を育む

音感教育 ≪木下式音感教育法≫

本園では、幼児期にやらなければならないことは見えない学力となる脳のネットワーク作りを行うことだと考えています。そして、これを体系的に育むことができる教育法は【木下式音感教育法】であると考え、本園の保育の要として昭和51年より現在まで取り入れています。

この木下式音感教育法は、幼児が親しみを持てる「音感かるた」や「カラー五線紙」をはじめとした様々な教材や楽器を使って、聴覚や視覚に同時に刺激を与えます。例えば、リズムに合わせてカスタネットを正確に叩く、ピッチの違うピアノ演奏に合わせて身体全体で表現を行うことによって、子どもの様々な能力を開かせる極めて画期的な教育法です。

また、この木下式音感教育法は、指導者が情熱を持って取り組まなければ的確な指導を行うことができないため、本園では教諭にも高い指導レベルを求めています。正しい口形で、正しい発音、正しい音階を表現し、またそれらを五線譜に書き写すという基本的なことはもちろん、それらを園児に教える際の細かい指導の仕方など、まずは手本となる本園教諭たちが自園での相互研修をはじめ、東京で年3回行われる木下式音感教育法の講習会に毎年参加して定期的に指導法を学び、研鑽を積み続けています。(現在はコロナウイルス感染症の状況などを鑑みてオンラインで実施)

これまで、この音感教育の成果によって、歌唱力・集中力・忍耐力・学習意欲のある子どもたちをたくさん輩出してきました。

▶詳しくはこちら→木下式音感教育法
プリント活動 ≪脳の知的回路を開く≫

教育の根本に知的教育があります。本園が行う知的教育のねらいは「文字や数に強い頭」と「鋭い知的感覚」を育てることです。脳の発達の仕組みからみても、脳の知的回路を開くためには目と耳と手の協応作業が必要で、しかも毎日の繰り返しの経験が非常に大切です。

本園では早くからプリント活動の必要性を認識して、昭和48年より取り入れてきました。現在も厳選した教材を用いて、年齢別にプリント活動を実施しております。本園がプリント活動を行うにあたって重視しているのは、答えの正確さを求めることよりも「作業の経過」です。子どもたちが楽しみながらプリント活動に取り組むとき、目と手を同時に使う協応作業によって脳の知的回路はどんどん開き、それらを根気よく繰り返してゆくうちに、いつの間にか「言葉や数に対する感覚が鋭くなる」「しっかりした文字が書けるようになる」というところを常に意識して実施しています。あくまでプリントは「成長確認のためのツール」という位置づけです。

本園では子どもたちが楽しみながらプリントをこなせるように、様々な知的創造活動が必要だと考えています。

言語編プリント
年少クラス 線遊び/一文字から単語書き
年中クラス 単語書きから言葉作り
年長クラス 文章書きに必要な拗音・長音などの表記/形容詞や接続詞の習得

算数編プリント
年少クラス 集合数/順序数/対応/大小・長短・高低などの量感と比較
年中クラス 0~9までの集合数/順序数/合成/分解/4つまでの量の比較
年長クラス 9までの足し算と引き算/集合数/順序数/5つの量の比較

漢字 ≪石井式漢字教育≫

本園で採用している【石井式漢字教育】は、教育学博士の石井勲先生が50年にわたる教育実践を通じて提唱してきた、幼児期の言葉と漢字の学習に特化した教育法です。

「石井式漢字かな交じり絵本」を用いて、ひらがなと漢字が交じった文章を指で追いながら、教諭と一緒に声を出してリズム良く読んでいきます。この絵本は子どもでも発声しやすいリズム感のある美しい日本語で書かれており、毎日繰り返し読み聞かせをすることで自然に日本語の語感が身に付き、読解力・思考力を育みます。

子どもたちが日々学ぶ教室には、名前や年月日をあえて漢字で表記しているほか、教諭手作りの、ことわざ・俳句・慣用句の捲り帳など、子どもたちが今後漢字を覚えていく過程で苦手意識が生まれないように、日々の生活の中に楽しみながら自然に漢字と触れ合っていける工夫がされています。

創始者 石井 勲
1973年、第6回世界人類能力開発会議(グレンドーマン博士主催)で金賞受賞。
1989年、第37回菊池寛賞受賞。平成16年、逝去。

詳しくはこちら→石井式国語教育研究会

英語 ≪Cyber Dream≫

幼児期のときから英語に親しみ、また豊かな国際性を身につけるために、週に1回、外国人のネイティブ講師を招き、生きた英語に触れる機会を設けています。

英語学習ツール「Cyber Dream(サイバー・ドリーム)」を導入することにより、目で見て、耳で聞き、大きな声で正しい発音を再現したり歌ったりして、楽しみながら学べる環境を作りました。大人気の英語の時間は、まるでライブ会場のような盛り上がりです。

トップページ内の動画で、子どもたちが楽しみながら学ぶ英語の時間の様子をご覧になることができます。

詳しくはこちら→Cyber Dream(サイバードリーム)

体操 ≪こども体育研究所≫

本園では安全に細心の注意を払いながら、子どもたちの意欲を引き出す形で、日々の生活に体育活動を盛り込んでいます。

晴れた日は、園庭で体育ローテーションを行います。みんなで励ましあい、お互いに応援しながら、タイヤ跳び、鉄棒の逆上がり、跳び箱などをこなしていきます。

例えば、跳び箱を飛ぶときには全身のあらゆる筋肉を使います。その中でも瞬発力をつかさどる筋肉のほとんどが、満6歳をピークに成長を終えてしまうといわれています。また、6歳頃までに鉄棒の逆上がりができないと、その後はなかなか習得が難しい傾向にあるようです。このように運動能力の基礎は幼児期に形作られるといわれていることから、子どもたちが思いっきり飛んだり跳ねたりという運動の機会を大切にしております。

このような日々の体育ローテーションの他にも、週に1回、「こども体育研究所」から専任講師を招いた体操の時間があり、バラエティ豊富な楽しい運動を行っています。

▶詳しくはこちら→こども体育研究所

社会生活 ≪こころのシリーズ≫

社会的知性を育てていくための教材「こころのシリーズ」を用いて、自立、社会的なルール、環境への配慮、人との関わりなど、日常生活の中で起こりうることを踏まえて、みんなで話し合いをしながら子どもたちが自分で考えて気づいていく保育をしています。幼児期から自分自身を見つめ、周りの人のこと、そして環境問題を考えていくことで、良いこと悪いことの判断ができる力を育てていきます。

独創的な行事活動

本園では通常の年間行事に加えて、音感教育をはじめとする様々な情操教育や知的教育の成果を保護者の方々に見ていただく、本園独自の参観日や成果発表会があります。地元地域のイベント等にも積極的に参加し、園児たちの努力と成長を見ていただける機会も設けています。

年中行事の餅つきでは、薪で火を起こし、羽釜でお湯を沸かして、竹のせいろで餅米を炊き、年季の入った木臼を前に、園児ひとりひとりが杵を持って実際に餅をつきます。これからも園児たちには昔ながらの形式で経験してほしいと思っています。

その他の行事に関しても、どんな細かいことでも職員たちが意見を出し合い、何が最善なのかをしっかりと見極めたうえで行事や内容を決めていきます。